商品に使われている素材について 子どもたちに、この美しい景色・美味しい食材・ここちよい空気や海を残してあげたい。 その想いから素材を吟味して、できる限り天然由来素材(ウールやアルパカ・パルプなど)を使っていきます。 ここでは、カンカン帽に使われている2種類の素材についてご紹介します。 ・MORI(豊かな森をはぐくむ) ・SASA(天然由来の抗菌・防臭効果をまとう) 手編みの世界で一般的になってきた紙(パルプ)糸。 スティカリンクのカンカン帽にも、紙糸が使われています。 ありとあらゆる紙糸の由来をたどり、試し編みや実験を繰り返した結果、この2つの素材を厳選。 自信をもってお届けすることにしました。 MORI 豊かな森をはぐくむ 指定外繊維(紙)100% color. ベージュ [シニアサイズ] [キッズサイズ] グレー [シニアサイズ] [キッズサイズ] 和紙とちがい、一般的な紙は木(針葉樹や広葉樹)からできていて、森からの恩恵にあずかっています。ただ、お手頃価格の紙を生産するため、違法に森林伐採をしたり、大規模プランテーションをつくるため自然林をわざわざ破壊したりして生まれた材料(パルプ)が世界的に問題になっています。紙の生産量も消費量も世界3 位(2020 年統計より※)のこの日本で、私たちにできることはないかと考え、FSC 森林認証紙糸にたどりつきました。(※RISI 統計をもとに作成された公益財団法人古紙再生促進センターの資料より) スティカリンクのカンカン帽「MORI」は、サステナブルに配慮するための厳しい国際基準をクリアした森の木(FSC 森林認証材)のパルプを使用しています。たとえば、野生生物の多様性、自然環境、先住民や労働者の権利・合法性・地域社会との関係など…。持続可能な森づくりをするために守るべき基準がFSC 森林認証では細かく決められています。 私たちが森林認証材を選んで使うことにより、森林破壊のスピードが弱まるだけでなく、サステナブルではない森が持続可能な管理がなされた森に少しずつ置き換えていくことができます。 手編み業界・手芸業界ではまだまだ認知度の低いFSC 森林認証糸を使うには、独自に編み方を開発し、加工方法を工夫していく必要がありました。それを一つひとつ、実験をかさねながら解決したカンカン帽が「MORI」です。 「MORI」は、手編みのカンカン帽としてはとても薄くて軽いため、かぶっていても疲れません。また一般的なミシン縫いの麦わら帽子に比べて隙間(編み目)があるため、通気性にも優れています。もう1 つの商品「SASA」に比べると素材感もスッキリしているため、カジュアルだけではなくシックな装いにも合います。 SASA 天然由来の抗菌・防臭効果をまとう指定外繊維(ささ和紙)100%color. ベージュ [シニアサイズ] [キッズサイズ] 日本特有の植物「くま笹」。標高1,000m 以上の高冷地にのみ群生しています。生命力 が強く、雪の中でも青々と越年して、60 年以上も枯れずに成長します。 古来より笹寿司やチマキに使われていたように、天然の抗菌・防臭効果があります。そのくま笹を原料にした和紙に備わる天然のUV カット効果も特徴です。SASA は、糸そのものに撥水加工がなされているため水を弾き、汚れにくくなっています。※撥水効果は次第に薄れていきます。 また、一般的なミシン縫いの麦わら帽子に比べて隙間(編み目)があるため、通気性に優れています。もう1 つの商品「MORI」に比べると編み目がしっかり見え、カジュアルな涼しさを演出することができます。